年長児(5,6歳)くらいになると
どこで教わったのか、クルクルと側転を上手にまわる子がいます。
どこかの体操教室で習ったのかもしれませんし
〇〇ライダーなどヒーロー、戦隊ものの番組で覚えたのかもしれません。
前者の子供も素晴らしいのですが、後者の子供はどうしてできるようになったのでしょうか。
これは当然そこまでの運動経験から来ているわけです。
僕も経験上、側転を指導したことがありますが
手の付き方、回旋の方向、着地と身体で覚えていくことが多いです。
ですので運動経験の少ない子はできるまでに時間がかかります。
言い方は悪いですが
見本を見せ、言葉やボディランゲージで説明しても
コツがつかめない子は手や身体がバラバラになって
どっちに回りたいのか、どこに着地したいのか
わからないような回り方をしてしまう子などもいます。
しかしこの側転、コツがわかると簡単に回れるようになってしまうんです。
そんな側転の予備動作が
今日紹介する親子コーディネーショントレーニング「川跳び越し」です。
とっても簡単にできますので
ぜひ取り組んでみてください。
コーディネーショントレーニング「川跳び越し」遊び方
①まずは大人が小さくかがみ、子供は背中~腰のあたりに手をつきます。
②そのまま横にジャンプします。
③着地したら反対方向へジャンプします。
④これを繰り返します。
コーディネーショントレーニング「川跳び越し」発展
①今度は大人がうつぶせで寝ます。手のつく位置は同じです。
②手をしっかりついて横にジャンプします。
③続いてジャンプしますので着地時に座ってしまったり転がらないように気をつけて。
④同じように手をつく→横ジャンプ→着地を数回繰り返します。
⑤数回繰り返すことで反復練習になりスムーズにジャンプができるようになっていくはずです。
腕支持はいろんな運動に共通する大事な要素になりますので
こういったあそびを通していろいろチャレンジしてみるのもいいと思います。
コーディネーショントレーニング 側転の予備動作
では側転の予備動作を練習してみましょう。
①まずは子どもにおへその向きを意識してもらいましょう。
②ここまでは同じです。
③着地と同時に足を回転させておへそを反対方向に向けます。
④続けてジャンプはしないのでそのまま身体を回転させながら手を離します。
⑤おへそが逆方向に向けば完璧です!
このように足を回転させると同時に身体をひねって回転させる動きができれば
側転時の身体のひねりと同様になります。
この動きがスムーズにできるようになったら
次は座布団→床などで行ってみてください。
手をつく位置が低くなればなるほど
手をつく位置が混乱してきますので
ビニールテープなどを貼って
手をつく位置の目印などにしてあげると
わかりやすくなると思います。
手をつく前に、手をつく方の足を軽く上げてから
手をつくようにしていくと
より側転に近づいていきます。
側転はかなり高度な運動技術です。
ですが、回り方さえ覚えてしまえば
幼児期でも簡単に回ることもできます。
徐々に、無理のない程度に行ってください。
いろいろなあそびの場面で
身体をひねりながら回転するといった
動きは必ずあります。
川跳び越しが軽々できるようになっておくことで
運動の応用に幅ができ、更に高度な運動経験に繋がっていくと思います。
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