親子でトライ!難易度が上がってもできる幼児のアジリティトレーニング



アジリティとは機敏さ、素早さ、敏捷性です。
人は走る動作を行う時はどうしても前に速く走りたくなるものです。

足を前に出す、身体を前傾にする、地面を連続して強く蹴る
このような動きは陸上などのトラック競技のみです。それに限って言えば前に速く走る方法を学ぶことは重要かもしれませんが、球技やラケット種目など、ほとんどのスポーツにおいて前に走る距離は短く、
前、後ろ、横、斜めといった360度に加えジャンプを含めるとその運動のすべては素早い動きや機敏さ、機敏性になります。

スポーツの世界では100メートル速く走るよりも30メートルを速く走れた方が良いとよく言われます。
そしてその30メートルは、並んでよーいドンのスタートではないんですね。
陸上では禁止されているフライング(予測して先に動く)ができるんです。
それに増して足の動きを「細かく速く」動かすことができれば
ほとんどのスポーツで通用するようになります。

 

アジリティトレーニングには足の動かす順序があり、難易度が高く感じるかもしれませんが
ある一定のリズムがわかればあとは繰り返しなので、そのリズムをまず覚えるようにしてみてください。

Contents

幼児のアジリティトレーニング パラレル

今回は少し難易度の高いステップを紹介しますが大丈夫です。
はじめは歩いてもいいので足の運び方を覚えていきましょう。

番号に合わせて「1,2,3、1,2,3」と声に出しながら覚えていきましょう。
慣れてきたら
「走ってやってみる」

「膝を上げて」

「腕を振って」

「なるべく速く!」
という段階で
より要求を高くしていってください。

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スラローム

初めて足をクロスする動きが出てきます。
足をクロスさせることは横に移動する際により速く走る為の重要な動きになりますので身につけておきたい動きの一つです。

右利きの子で左足が出にくい事はよくある事です。
はじめのうちは右足の時はできても左足のターンの時に間違えてしまう事があります。
ですのでこちらも
「いち、に、さん、いーち、にー、さーん」
くらいのゆっくりしたスピードでいいので動きを覚えていってください。

カリオカ

ここで紹介するアジリティトレーニングで最難関のステップワークです。
ぜひトライしてみてください。

よくウォーミングアップなどで見かけたことがあるステップだと思います。
覚えてしまえば簡単なんですが、覚えるまではけっこう大変です。実は教える方も大変です(笑)
自分もいつどうやって覚えたのか記憶にはありませんが
子どもの頃入っていた少年団で怒られながらやっていたのではないかなと。

 

はじめは足の動かし方を「まーーえ、うしーろ、まーーえ、うしーろ…」とゆっくり覚えていきます。

 

少しずつできるようになってきたら「まーえ、うしろ、まーえ、うしろ」のペースを速くしてみましょう。
この時はステップの順序がわかってきたらフラットマーカーを踏む必要はありません。

 

最終的にはフラットマーカーは歩幅の目安として置いておくだけで一歩離れた場所で行なってみます。

 

正しい姿勢として腕を大きく振る、腰のひねりを加えるなどがありますが、幼児低学年なら足の運び方を覚える事ができれば十分だと思います。

ランダムラン

覚える事が難しかったり多かったりすると子供も飽きてしまったり嫌になってきます。それでは本末転倒になってしまいますので頭の休憩を兼ねて楽しんでみてください。

 

こういったステップワークは
大人でもいきなりやると間違えやすいですし
脳トレの要素も含まれています。
スピードを上げれば上げるほど難易度が上がります。
これは「間違えても楽しい!」トレーニングですので親子でいろいろなパターンを作ってみてください。

 

フラットマーカーの代用としてジョイント付きのケンケンパリングというものもあります。
いろいろな組み合わせができますし、子供なりのステップができます。
床などの上に置くと踏んだ時に滑りやすいことはありますがジョイントすれば大丈夫です。これは28cmを2セット使用したもの。38cm用だと学年が上がっても踏まずに使用できると思います。

アジリティトレーニングの初級編はこちら



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