まさか「親は子供より偉い」と思っていませんか?



たまに子供との会話の中でポロっと言ってしまうんですが

「おとうさんは偉いんだ!」

冗談まじりの会話なので偉ぶって言っているわけではないんですが

 

ある日ふと思いまして
なぜお父さんだから偉いのか?と。
普通に考えて偉くないんですよね。

日本は未だに昭和の父親像みたいな風潮や
男尊女卑の歴史などが根強く残っていたり
僕も子供の頃は父親は偉いと思っていましたので
やはりそういった名残が残っていたりするんですよね。

間違っている「偉い」

時々見かけますが明らかに子供に命令して偉ぶっている親。

 

「おい、何やってんだ!」

「やめろって言ってんだろ!」

荒い言葉で子供を叱りつける親。
明らかに偉いと思いこんでいる親。

 

当然、はたから見ても子供から見てもこういった親はまったくもって偉くはないわけです。

 

昭和の父親像は威厳を保つことや父親が働いて稼ぎ、母親は家を守るという意味で「お父さんは偉い」が基本だったのかもしれませんが現代とでは時代が違います。

もちろん欧米の家族優先という考え方や
女性の社会進出により
共働き夫婦、
家庭内で父親の社会的地位が低い家庭もあります。

思春期を迎えた子供たちに父親の威厳なんてものも通用しませんよね。

 

プライベートで上司などに会ったりします。
子供に「会社の偉い人」と説明してしまうことがありますが
この表現も上司だから偉いわけではありません。

社会的地位や身分が高い人を
「偉い人」と表現することはありますが
そもそも身分や社会的地位などは
個人の見解であって
社長だろうが医者だろうが年上だろうが年下だろうがまったく関係ないんですよね。
相手に敬意を払う必要ありますが
それは尊敬することであって偉い人ではありません。


ですので

親と子供の関係も「親だから偉い」なんて思うのはそもそも間違いだと思うんです。

 

自分の中で偉い人を作ってしまうと偉い人には反論できなくなります。

子供に対して親が偉いと思ってしまうと
当然すべてのことが上からの命令になります。
子供が小さなうちは命令もきくでしょう。
しかし成長につれ知恵や考える力、いろいろな情報が入り思春期を迎えた時に子供は今まで偉かった親に対してどう思うでしょうか。

 

「なんだよえらそーに」

みなさんも偉そうな誰かにこのように思った事があるのではないでしょうか。

思春期になると「親だから偉い」はもう通用しなくなるんです。

 

では子供にフラットな状態で接していた場合はどうでしょう。

そういった親は躾の中で

なぜしてはいけないのか、なぜそうする必要があるのかをきちんと説明しています。

 

その後思春期を迎えたとしてもそれはアドバイスになり余計な命令をすることはなくなるんですね。

 

また躾が命令になることで
感情がエスカレートした時に
歯止めが利かなくなる場合もあります。

万一の感情のエスカレートを防ぐためにも子供とはフラットな立場で接しておく必要があるんですね。

 

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子育てにおける正しい「偉い」の使い方

子どもに「偉い」を使う基準とはなんでしょうか。

二つあります。

 

まず一つ目は

「人として優れたことをした時」

なんですね。

 

道を歩いていたら知らない子供が挨拶してくれた。
お年寄りに電車で席を譲った。
道端に落ちているゴミを拾った。

 

人として当然の行為ですが
こういった行為はなかなかできることではありません。
そしてこういった行為をした人は
本人が自分は偉い事をしたと自分では言わないんですよね。

人から言われて「偉い」なわけで。

 

二つ目の使い方としては
子供に対して褒める時ですね。

「よくできたねー、偉いねー」

と言ってあげれる時はどんな時でしょうか。

 

自分で片付けができた時
洋服をたためるようになった時
トイレトレーニングが成功した時
朝オムツが濡れていなかった時
字の読み書きができた時
逆上がりができた時

 

子供の年齢や家庭の環境にもよりますが
少なくとも子供が言われなくてもやれたことや
初めてできるようになったこと
その子が一人で頑張った証として
「よくできたね!偉いね!」
と褒めてあげたいなと。

褒めることでどんなに幼い子供でも自分のしたことが認められ自己顕示欲が満たされます。

 

自己顕示欲とは自分をアピールし存在価値を満たしたいという欲求です。成長過程において褒められることが少ないと自己顕示欲が少ない消極的な人間になりますし自己顕示欲が行き過ぎるとかまってちゃんのように人からウザがられる人間になってしまいます。

 

子どもの褒め方に関しては
何度も褒めるまくるよりも
ピンポイントにメリハリを利かせて褒めてあげるのがいいと思いますが

子どもの顔を見ていると
出来た時の充実した顔や得意げな顔、嬉しい顔など
顔を見ることで子供の満足度はわかりますよね。

褒める

次の目標設定

を繰り返すことで適度な自己顕示欲になっていきます。

こういった運動で、できた事を素直に褒めてあげてみてください。

どんな人が偉いのかを子供にしっかり伝えることが大事

「偉い」の使い方は
子供にとってプラスに働くこともあるし
使い方を間違えればマイナスに働くこともあるんです。

 

親が、「偉い」の意味を
きちんと理解していれば
子供も自然と誰が偉くて誰が偉くないのかが理解できてくると思います。

そして子供が親になった時に
きっと子供に対しても
「親は偉い」
などと口にしない立派な親に成長してくれる
ことだと思います。



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