あなたは子供を本当に信頼していますか?



先日長女が、どこかためらう様子でテストを持ってきました。
テストは学校からの配布物と一緒に出してくれるんですが
まず点数見ますよね?
次に間違えた問題。

子供の学習段階は気になりますね。
何か質問されたときに
父親として威厳を保つためにも(笑)今の自分の知識で答えられるのかの確認作業です。
この先中学に上がってどこまで答えられるか…(汗)

で、今回の長女さんはあえてテストは数日間出さずにいたんですね。

なぜ?と尋ねたところ


テストの点数が悪かったからとのこと。
ちなみに長女さんは毎回100点とってくるほどの学力はありません。

何点がいいか悪いかはそれぞれの価値観ですので
あえて言いませんが
確かに今までの点数よりは低いなという印象。

先ほど毎回点数を見ると言いましたが
ただ見るだけです。点数で間違えた問題が発見しやすいので。
100点とってきた時にはもちろん褒めますし、
100点でも覚えておくと大事だなと思った箇所やその応用みたいなことは勝手に伝えます。
これは子育てというよりも僕の自己満に近いかもしれませんけど。

長女さんもどこまで聞いてくれているかはわかりませんが。

まぁそんな程度です。


数年前に比べて口うるさく言う回数は格段に減りました。
長女も思春期に入り心の成長もあると思いますが

大事なことは
ただ「言わないようにする」だけではないと思うんです。

Contents

人の短所は目につくもの

人間ですので長所短所はあります。
人の悪いところって目につくものですし
ましてや子供は大人から見れば足りないところだらけです。

・言っておいたことをすぐに忘れる
・片付けが苦手
・挑戦できない
・ネガティブ思考

これは僕視点からの長女への要求みたいな感じですが
以前はこういった事にやきもきしていたんですよね。

で、ついつい口に出る。

「さっき言ったでしょ」
「片付けくらいしたらどうだ」
「失敗したっていいじゃん」
「もっと頑張れないかなぁ?」

妻ともこういった事で何度か心配したこともあります。

これらの事が今はできるようになったかといえばそうでもないし
つい口に出てしまうこともあります。

でもここ数年、僕の中では何か変わったのは事実です。
こういった記事を書いているのもそのきっかけかもしれませんが

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子どもの今より大事なこと

ブログを書いていたり
指導者として何年も過ごしているんですが

参加者やブログには必ず
「子供の将来を考えて」
と言っているんですね。

将来片付けができるように今片付けをしっかりさせるとか
将来ポジティブ思考になれるために今ポジティブな思考をさせるとか
そんな事を伝えているわけではないんですよ。

先ほどの学校のテストの点数を気にしないのと同じことです。

今できなくても大人になってできるようになるには
自分で考えて行動することです。

お客さんがくるなら片付けしないといけないし
片付けが溜まってしまったら大変だから定期的に片付ける。
身体的な成長からくる自分にしかわからない痛みに対して
どこまでやれてどの時点で痛み止めを飲むか。
もちろん相談は夫婦共に24時間受付中

そんなことを思うようになってからは
子供にはできない事をダメ出しのように言うことがなくなりましたね。

できない事を指摘するよりできた事に感謝

子供も成長してくると
いろいろできる事も増えてきます。

小さな頃は母親の「お手伝い」と称して
いろいろな邪魔をしてきます(ウチの次女)
もちろん気を利かせて
やってくれることもあるんですが
共働きで時間のない妻にとっては一人でやった方がスムーズにいく場合が多いです。

そういった中で4年生くらいからだと思うんですが
長女に
時々できる事を少しだけお願いする
ことにしました。

学校の帰りが早い日だけ洗濯物をとりこんでもらうとか、
普段は親の家事であるお風呂の掃除を頼むとか
僕が夜勤の週は「夜はお母さんを助けてあげてね」と頼むとか。

そしてやってくれた時には
「助かったよ、ありがとう」
きちんと感謝の気持ちを言うようにしています。

そうすることで子供の承認欲求が満たされるのか
頼んだことに対して
文句も言ってきません。
ちなみに本人がやりたくない(できなさそう)な返事の時は
取り下げますし、そのことに関して
こちらも不満そうな返事は絶対にしません。

その積み重ねが親と子の「信頼関係」に繋がってきたのかなと。

もちろんこれは僕の一方的な思い込みなのかもしれませんが
こちらの記事にも書きましたが
やはり信頼関係を築けなかったら子供はついてきてくれないわけです。

信頼していると見えてくるもの

まだまだ未熟な親子なんですが
子供の事を信頼できるようになると
やっていなかったりできない事が
どうでもいいことになってきます。

なにか理由があったのか、まだできない段階なのか
そういった「いつかできるようになるはず」
という気持ちにもなってくるんですね。

向こうが本当にできない事、わからない事は
24時間受け付け体制の整っている親に相談してきますから。

「なんでやってないの!」

この言葉が生活の中でなくなると
子育てのストレスも激減します。

これが我が家の一例。
次女さんは数倍手ごわいと思いますけどね(笑)



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