人それぞれモチベーションの上げ方や保ち方は違います。
当然好きなことならモチベーションは上がりますし嫌いなことやめんどくさいことに対してはなかなか上がりませんよね。
子供はまだ自己管理ができないですからなおさら。
ウチも次女はまだ小さいですし、モチベーションを上げるために
新しい鉛筆を買ってあげるとか、お菓子を、といった子供だましの方法はよくやります。
ただ、子供も成長していきますし
嫌でもやらなければならない事は出てきます。
一般的に言えば勉強ですよね?
運動が苦手という子もいるでしょうが、運動に関して言えば嫌ならやらなくていいと思っています。
それはスポーツの本質的な部分で、本来スポーツは楽しんで行うものなので今回は触れません。
今回はタイトルにあるように(勉強についての)モチベーションの上げ方、保ち方なんですが、
なんの為にその嫌なことに取り組むのか?という事で、いろいろ客観的に物事を考え始めることができる10歳くらいになれば少しづつでもわかってくる子もいるのではないでしょうか。
また、最後の方に書いてあることは大人でも活用できる方法の一つですので子供と並行して行なってみてもいいと思います。
僕も子供が時間の使い方を知らないなぁと悩む親の一人です
制限をかける方法は楽だけど
ゲームやYouTubeなどにかけてた時間のそのほとんどが無駄な時間だったんだと後悔しないようにという話はその都度したり興味を持ちそうな本を買ってそっと置いてます。
いつかわかってくれる日がくるといいんですが https://t.co/2skHVjaLaA— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) November 19, 2019
こんな悩みは尽きません。
「〇〇しなさい!」
「〇〇しなきゃダメでしょ!」
と一喝してやらせることは簡単ですが
指導者としてのプライド?勝手な親としての躾論?みたいなものがあって
理由のない押しつけはしたくないんですよね。
アメをぶら下げるモチベーション法
よくあるじゃないですか、
運動会で一位とったら〇〇買ってもらえる!
みたいなアメをぶら下げてモチベーションを上げる方法。
今まで子供には現実離れした冗談交じりで言ったことはありますがリアルな目標としてこういった事を言ったことはありません。
だってその買ってもらいたい〇〇の為に体力つけて、買ってもらえば満足。
当然その子の力になるはずもなく、その後継続して頑張ることはしないだろうし、味を占めて次のアメも用意しないといけなくなることだってあります。
でも今回、長女さんさんに対してこんなアメをぶら下げてみました。
長女さんに期末テストで〇〇以上ならTDLご招待!の飴をぶら下げてみた。かなり高いハードルで。
もちろん本当は点数なんかどうでもいいんだけど
頑張るだけじゃ結果はついてこない、目標に対するアプローチの仕方を自分なりに考えてほしくて。
さて、どうなることやら🥴— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) November 7, 2019
この後の長女さんの頑張りはけっこうなものでした。
学力は恥ずかしくて言えたものではありませんが
まぁ今までの長女さんに比べて勉強する時間も増えましたし、
SNSの時間は減りました。
一日数時間勉強して、小テストなどでもいい結果が取れるようになり本人もその努力に対して実感が湧いてきた矢先、テスト5日前に発熱…
4日間なにもできず、登校できたのはテスト前日のことです。
案の定、目標点数には届かず。
彼女の中で間近の夢ははかなく散りました。
当然ですが、「頑張りを認めて!」「この教科は上がったんだよ!」といった頑張ったアピールをしてきましたが、本人的にも緊張の糸が切れ、勉強のペースもその後は宿題をやる程度。
予想どおりの展開でした。
モチベーションの場所はどこにあるのか
先にも述べた通り点数なんてどうでもよくて、
家族で忙しい日々を送っていますし
年末くらいはどこかに行こうと思っていたので
結果がどうであれTDLには行こうと思っていたんですね。
ただ、やはり長女も中学生。
SNSに流され、今やるべき大事なことを見失っていたことは事実。
そういった意味で
アメをぶら下げて「やるべきこと」に対してのモチベーションの管理をしてほしかったんですね。
もう点数の事は二度と口にしないし
自己管理に必要な部分は全面的に協力する
息抜きの日や時間だってちゃんと取ればいいだから3年5年10年後の自分を想像しながら一日の時間の使い方や一週間の過ごし方を考えていくんだよ。という話
TDLについては「とれなかったら行かないとは言ってない」←甘い笑
— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) December 2, 2019
ただモチベーションって言語化しないと忘れてしまいますし
その気持ちも段々と薄れていきます。
ですからその大目標、中目標、小目標を
明確にする必要はあるわけです。
時々目標を見失う事はあります。
小学生までならその道を正したり指摘してあげる事も必要だけど
中学生ならそろそろこういったもので自ら自分を見直す事も必要なのかな。もちろん強制はしないし、それぞれの目標の立て方は説明しますが。
目につく所に貼るだけで意識は変わるシート。 pic.twitter.com/3l0VLhrBDQ
— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) June 30, 2019
こういったものを作ってその目標に対するアプローチをたくさん用意しておくこともいいと思いますし、「3学期の期末テストで〇〇点!」といった明確な小目標があるのならその為の方法や環境、自己管理を親が相談に乗ったりヒントになるようなアドバイス、後ろからそっと支えてあげる感じでいいと思うんです。
要は子どもがセルフコントロールし、モチベーションを保ち続けることができるようなサポートをしてあげればいいんですよね。
小目標ならこれくらいのモチベーション、
中目標ならこれくらい、大目標なら…という三つの目標に対しての気持ちの温度を本人が無意識にできるようになればあとは楽だと思います。
目先のテストが大目標になってしまうと
当然前述のように緊張の糸が切れ、一度下がりきったモチベーションをもう一度上げる所から始めなくてはなりません。
複数のモチベーションを持つ効果
長い人生ですから大目標が変わることは全く問題ありません。
ただその目標が変わった時に
同様に中目標や小目標を変えていくことは必要です。
でっかい目標だけを追っているとその目標に対して挫折感や気持ちの維持が難しくなった時に立て直すことが難しいからです。
そしてグレードダウンはいつでもできます。
なかなか大きな夢というものは叶うものではありませんから
当然どこかで路線を変更しなければならないと思うんです。
でも、小目標を達成していないとそこまで自分は何を積み上げてきたのかがわからなくなり再びゼロからのスタートになってしまうんですよね。
アーティストやアスリートが夢という、
一種、その人の本能やセンスも必要になってくる場合を除いて
中学生のほとんどに必要なものは
知識だと思います。
昨日は長女さんに
不必要な知識はひとつもないです
でも不必要な情報は多くありますいろんな事に興味を持つ年頃だけど、知識と情報、得るものを間違えちゃいけないよ、と。
— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) December 2, 2019
溢れる情報過多の世の中、
自己管理やモチベーションを見失わない為にも
これはダメ、これをやらなくちゃいけない、と
命令するのではなく
なぜダメなのか?なぜ〇〇するのか?
という理由を親が説明してあげることは必要な時代なのかなと思います。
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