子供を応援したいのは親であれば誰でも思うこと。
当然僕も子供に対し
「頑張れ」
と言いますし、
子供からも「頑張って」言われることがあります。
ただ、最近思うのは
「頑張れ」って必要ないのかな?
子供から言われた「お父さん頑張って!」はそれはもう嬉しいですし、エネルギーに変わります。若い頃に付き合っていた彼女に応援された気分になって、なんでもできちゃうような…笑
「頑張って」は応援するのには非常に使いやすい言葉なんですが、
時としてその人にプレッシャーをかけ、大きなものを背負わせてしまうということは今のご時世わかっている方も多いのではないでしょうか。
小さな時は気づかなかったけど
小学校にあがり片付けできないなどの障害が少し気になる子のお母さんが心配して学校に相談したらしいんだけど、
「そこはお母さんが頑張るしかないですねー」
って。嫁さんが
「頑張ってるお母さんに頑張れってバカじゃないの!?」
と憤慨の朝— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) June 17, 2019
このように
頑張っている人に無責任に使うべきではないんですね。
子育ての中でも
言葉を正しく使うことで
子供に勇気を持たせることができるし
逆にやる気を削いでしまうこともあるんですね。
頑張っている人に使う「頑張れ」とは
この春、長女が吹奏楽部に入学しまして
その時に楽器の購入の必要があるとのことでした。
親としてはなかなかの出費。たやすく首を縦に振れる金額ではないです。それを知っていた長女はその想いや夢を何日も妻と僕に、その本気度を訴えてきました。
別に買わないつもりではないんですが本気度を探ったり、適当な楽器屋で決めるわけにも行きませんので、いろいろな情報を集めたり相談してから決めるということに。
数週間後、晴れてサックスを購入。
決して必要だからという理由だけで買ったわけじゃなく
かつて自分が親にしてもらった事や思いが親になってわかったからかな子供もいつか大人になって自分の気持ちがわかるようになると思っています
あとね、今日から吹奏楽に関しては「頑張って」とは言わない。口には出してないけど妻も同様かと。 pic.twitter.com/OjPML0La5Q
— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) June 2, 2019
親になって改めて思ったことなんですが
親はこういう気持ちで
自分に買ってくれたんだなと。
親の気持ちを汲めということではなく
自分が頑張ると目標に決めたことに対しては
その子のペースに合わせることが大事だということです。
誰でも気持ちの乗らない時はあります。やらなければならないとわかっていてもなかなか気持ちの乗ってこない日だってありますよね。
そんな時に
「頑張らなきゃ駄目だろ!」
みたいなこと言われたら誰だってやる気をなくしますよね。
会社でも嫌味な上司に
スポーツの試合などで
成績の上がらない時
「もっと頑張れよ!」
これらに共通しているものはなんだと思います?
それは強制です。
冒頭の彼女の話に挙げましたが応援は勇気でありエネルギーです。しかし強制になってしまったらそんなものも湧いてきません。
こうして行ったことはたとえ成功した事でも達成ではなく遂行です。
遂行したことが果たして身についたといえるでしょうか。
では、どう言った方法で子供のやる気を引き出したり
大人の言葉を勇気やエネルギーに変えられるでしょうか。
それは信頼です。
頑張ってる子供に対して「もっと頑張れよ」は失礼だよ。
たとえその時、やる気やモチベーションが下がってても。
子供のやる気を引き出したかったら信頼関係を築くこと。良好な信頼関係における「頑張って」は勇気とエネルギーを与えるからね。— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) 2019年6月26日
最近は気軽に人に「頑張れ」とかって言えない
理由は大きく2つで
・みんな自分なりに頑張ってるから
・何をどう頑張ったら良いの伝えてないから抽象的で無責任な応援になるから頑張れない人は頑張りたくないから頑張らない。
そこを考えずにただ「頑張れ」は言うべきじゃないと思うなぁ https://t.co/lQjclgGcHh— 下野泰樹@サッカーコーチ (@TaiJyu_Aivent) 2019年6月26日
結果を追求してしまうとどうしても頑張れが強制になってしまいます。
何を頑張ってほしいのかを明確に
子供が将来必要なスキルとは何でしょうか。
今度の試合の勝利?
テストの点数?
もしくはそれに対する行動?
もちろん、目標が達成されたときに褒めることは大事です。大いに褒めてあげてください。
ただこの時期に大事なことは
なぜその行動が必要で、どんな行動が必要なのかを考えることではないでしょうか。
大目標→中目標→小目標、欲を言えばできるだけたくさんの小目標設定。
「その為には?」
を追求していくって大事。
いきなり大目標を見ちゃってるから勝ちに拘らなきゃならないわけで。
指導者、選手、子育て、全てに言える事だよね。 https://t.co/lHoJFjiRvf— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) 2019年6月28日
その大目標、中目標、小目標の立て方は人それぞれですが
有名なのは大谷翔平選手の目標達成シートです。
マンダラチャートと呼ばれるもので
大きな夢に対して必要な
達成可能な目標をたて、それぞれ実行していくものです。
子どもに限らず
大人でも問題解決や目標達成の大事なツールになりますので
覚えておいて損はないです。
子どもの将来は誰が決めることでもありませんし
この大目標が達成するかしないかは大事なことではありません。
81マスに埋められた目標が一つづつ達成できたことが
子どもの力になり、スキルになっていきます。
大事なことは結果ではない
そして時々目を通して
できた小目標は大きく評価してあげる。
その積み重ねが成功体験になり自己肯定感を満たすことになっていくのです。
時々目標を見失う事はあります。
小学生までならその道を正したり指摘してあげる事も必要だけど
中学生ならそろそろこういったもので自ら自分を見直す事も必要なのかな。もちろん強制はしないし、それぞれの目標の立て方は説明しますが。
目につく所に貼るだけで意識は変わるシート。 pic.twitter.com/3l0VLhrBDQ
— 杉本輝雄(てるっち) (@terutti1973) 2019年6月30日
僕もよく無意識に頑張れを使ってしまいがちですが
親が「(その過程を)見ている」安心感や信頼を与えてあげれば
結果に捉われず何を頑張ればいいのかが明確になるのではないでしょうか。
我が家でもさっそく実践したいと思います。
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