大人が知っている事=子供も知っている
そんなわけないですよね。
こんなことは百も承知とは思うんですが
なかなか日常生活ではついつい忘れてしまいがちなんですよ。
スポーツ指導者の世界でよく言われているのが
子供は小さな大人ではない
逆にこの言葉を意識して指導できない指導者ははっきり言ってダメです。
ですからまずは子供に教える(経験、理解、習得)ことから始めなければ
子供はいつまでたってもわからないまま
成長してしまうことになります。
勘違いしないでいただきたいんですが
何でもかんでも教え過ぎとは違いますので。
あくまでも子供の経験値を積み上げるとしての話です。
子供の頃、あんなことやったなーと思い出す。
こういった経験が大事なんですね。
今日の運動は大人ならかつて経験したことがあると思う運動です。
親子コーディネーション運動【スイングターン】の遊び方
①お互い向き合って両手をつなぎます。

②「1,2の3!」
で一緒に腕の下をくぐります。
「なーべーなーべーそーこぬけー、そーこが抜けたら返りましょ!」
と歌いながら行ってもいいです。

③今度はお互い背中合わせの状態から先ほどと同様にまわっていきます。
はじめは難しい動きかもしれませんがコツがわかると簡単にできるようになります。
応用編
これは童謡でおなじみのあそびなので多くの人が知っていると思います。何人でも参加できるので家族全員でやってみても楽しくできますよ。
複数人で行う場合はくぐる腕(穴)を決めて、そこにみんなで入っていくという感じで行うとわかりやすくできます。
また、肩を回旋する経験にもなります。
肩の柔軟性を養う運動としてこのような運動がありますが
この運動は鉄棒運動に繋がっていきますので、やはりいろいろな経験が後々生きてくることは多いんですね。
運動の解説
柔軟性
協応力
身体の使い方
を養う運動になります。
スポーツでよく言う器用な選手というのは
幼児期の運動経験の差で変わってきます。
柔軟性であったり応用力(身体の使い方)というものは身体を動かすことが「できる」最大の要因になってきます。
一つの同じスポーツを小さな頃から行っていても器用な選手にはなれないんですね。
スペシャリストになることはその界隈では
すごいことかもしれませんが逆に潰しがききません。
3歳4歳から一つのスポーツだけをやらせて大成すればいいですが
それはほんの一握りですし、はたしてその子がそのスポーツに本当に適しているかなんてことは誰も知りません。
子供の適正やどんなスポーツが向いているか、その可能性を知るには柔軟性は非常に重要です。
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