幼児期の身体の発達を知っておくと子供の遊ばせ方も変わってくる



こんにちは杉本です。

先日、子供を保育園に送って行き、園の取り組みである七夕飾りの短冊をつけてきました。

 

願い事は家で子供と一緒に考えたのですが

次女はマイペースな性格であまり友達と競争したりすることはしないと思っていたんですが、意外にも運動についての願いで驚きました。

普段から子供の遊ばせ方、遊び方はいろいろ考えてはいるのですが

子供にお願いされたら(自分にではない)

全力で特訓してあげようかなと勝手に思ってしまいます(子供にとっては大きなお世話か笑)

 

僕自身、幼児体育や親子運動あそびをについて

幼児期の運動について講義や教室を開いている身なので

知っておくとこれからの子供の遊ばせ方が変わると思います。

 

逆に知らないでいると

のちのち子供に恨まれたり、子供に落胆しまうかもしれない話なので

今日は幼児期の子供の身体の発達についてお話しようと思います。

 

子供の運動能力は2歳から

2歳でなければいけないわけではないんですが

幼児期の子供は2歳くらいから急激に身体が発達していきます。

 

大人になってからの身体の成長速度と

子供の成長速度には見た目で差があることはわかりきった話です。

 

では身体が成長すると運動能力も成長するか?と言われれば答えはNOです。

運動神経は遺伝ではない

よく運動が得意ではない人を「運動神経がない」と言いますが

そもそも運動神経という神経は存在しません。

運動神経
運動神経(うんどうしんけい、ラテン語nervus motorius)とは、内臓筋肉の動きを指令するために信号を伝える神経の総称である。Wikipediaより

この中で神経の総称とありますね。

その神経が作られていくのが2歳頃からというわけです。

人種や体格など、身体のつくりに遺伝性はありますが

神経に遺伝はありません。

 

ですので「運動神経がない」と親のせいにして自分を諦めてしまっているのはそもそも間違いです。

では努力不足なのか?と言われるとそうでもないんですけどね。

 

スキャモンの発達・発育曲線

下の図はスキャモンの発達・発育曲線といって

人間が20歳に成熟(100%)になるとして身体がどのように発達していくかを示したグラフです。

この中で神経型の部分が産まれてから急激に発達し

6歳になる頃には85%にも発達していることがわかります。

 

この神経型の発達とは力の加減、タイミング、動き、判断など

身体の器用さ、できることが増えるということです。

 

小さなときにお箸の練習をするということですね。

お箸の持ち方を一度覚えてしまえば一生忘れることはありません。

逆にお箸を持たない外国人はなかなか使えるようになるまでに時間がかかりますよね。

 

これらの神経が

経験することにより複雑にいくつも絡み合っていくことで

できることが増えるということに繋がっていくんですね。

 

もちろんひとつの運動に特定したことではありません。

筋力や判断力、骨格が伴ってこないとできない事は多々あります。

ですからサッカーを専門的に練習させるとか

テニスを幼少期から徹底的に教え込むとか

一流のアスリートに育てるためのトレーニングはする必要なないんです。

 

もちろん、幼児期からそのように育てられ、

結果を残しているアスリートもいますが

それはほんの一握り。

逆に結果が出なかった時の潰しがききませんので僕はおススメしません。

 

ちなみに大谷翔平やイチローは小学校3年生、

羽生結弦は4歳からスケートを始めたそうですが、お姉ちゃんやっていたから習い始めただけで特別に親が熱心に教えたという事でもないそうです。

経験してないことはできない

このことから、経験を積むことで

できるようになる基礎を作っていくわけですね。

お箸の例でも述べましたが

経験していないことはできないし応用もきかないんです。

 

これが俗に言う「運動神経がない」と呼ばれてしまう所以なのですね。

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幼児期はどのような経験が必要なのか

幼児期の運動経験は非常にシンプルです。

自分のお子さんに何かを伝える、教えるときに

理屈や理由をくどくど説明しますか?

 

5歳6歳になってくればある程度の言葉はわかって理解してくれると思いますが

3歳4歳の子供には通じないですよね。

 

これは動き方も同じ。

必要な運動経験とは

「体のバランスをとる動き」
立つ、座る、寝ころぶ、起きる、回る、転がる、渡る、ぶら下がるなど

「体を移動する動き」
歩く、走る、はねる、跳ぶ、登る、下りる、這(は)う、よける、すべるなど

「用具などを操作する動き」
持つ、運ぶ、投げる、捕る、転がす、蹴る、積む、こぐ、掘る、押す、引くなど

このような動きになります。

 

ではこういった動きは何から得られると思いますか?

 

答えはひとつ

「あそび」

です。

 

子供のあそびににはさまざまな運動経験が含まれています。

自分は田舎育ちだったので

家の周りには田んぼや草むら、雑木林など天然の遊び場がたくさんありました。

そういったあそびの中での経験が

将来の運動能力の基礎として培われていくわけなんですね。

 

しかし残念ながら今の子供たちにそのような場所を提供することは難しくなってきています。

親としての取り組みの必要性

現代社会において子供を取り巻く環境は非常に厳しいものとなっているのはみなさんご存知だと思います。

 

犯罪や道路環境で子供たちの遊び場が危険に晒され

家にいればゲームやスマホといった動かない遊びの誘惑に誘われ

核家族化や共働き、残業過多などで子供が人と関わる時間も少なくなってきているんですね。

 

そんな中で子供たちは遊び方を知らず

あそぶ場所も相手もいない。

年々縮小の道を進んでいます。

 

あそぶ場所がなければ危険予知ができません

人と遊べない子は当然人間関係を覚えません

遊び方を知らない子供はアイデアが生まれません

 

こんな時代だからこそ

親が子供に関わっていく必要があるんですね。

 

子供に教えるのではなく

子供と一緒にあそぶ事

今の子供に足りない部分を補っていく事は子育ての中で必要不可欠なものと考えます。



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