応用力を身につけておく。4歳児にやっておきたい運動とは



こんにちは杉本です。

今を輝くトップアスリート達は何歳からその運動を始めたか知っていますか?

例として

テニスの錦織圭選手は5歳から
スケートの羽生結弦は4歳から
サッカーのクリスチアーノ・ロナウド選手は6歳から
同じくサッカーのリオネル・メッシ選手は5歳から

また、野球の大谷翔平選手は少し離れて3年生から

それぞれのスポーツを始めたと言われています。

では、これらのトップアスリートは
生まれながらに備わった才能で
そのスポーツを始めたのでしょうか。

答えはNOですよね。

 

違うスポーツをしていた可能性だってあるわけですし
そもそもそのスポーツを始めるきっかけや前の段階があるわけです。

今回はそのきっかけや前の段階とは何なのかを説明しようと思います。

Contents

4歳がそのスポーツのスタートとなる

以前に書いた3歳児の運動についての記事にもありますが
2歳、3歳はその子の運動能力の基礎となる部分を作ってくれます。

 

では4歳ではどのような能力が備わるのでしょうか。

主に4歳から5歳にかけて備わる能力は以下のようなことです。

  1. 個人のあそびから人とのあそびに変化する
  2. 真似をするようになる
  3. 用具を操作する動きができるようになる

人と関わるあそびへの変化

会話や理解力が発達し、感情も豊かになってきます。

その中で友達と同じあそびをすることで楽しさを見い出すようになってきます。

環境との関わりや人と遊ぶことで対応、応用力を身につけ
ルールの設定など独自の遊び方も考えるようになってきます。
また、自分だけでなく人と関わることで
動きの多様化も求められ多くの動きを経験することになります。

この年代の子供はバランスをとる能力が発達してきますので
用具を使ったあそびも上手になってきます。

真似をするようになる

子供が大好きなアンパンマンの卒業が
だいたいこの時期になってきます。

それに代わってレンジャーものやプリキュアなど
憧れるものが変わり
動きや恰好を真似するようになってきます。

先ほども言った用具を操作することに対しての興味も湧いてくる時期ですので
玩具業界はここぞと言わんばかりに
いろいろな操作性をもった商品を売り出してきます笑

子供の好みもありますので
戦隊ものより乗り物を好む子もいますが
基本的には好きなもの、憧れに対する想いは似たような感じです。

用具を操作できるようになる

運動に関して言えば

ボール、縄跳びなど用具の特性を理解していくようになります。

例えばボールの特性である”弾む”を
理解できないうちは
下に落としたボールに対して
しゃがんで捕りにいこうとしますが
特性を理解することで
立った体勢で上に跳ねてきた時にキャッチができるようになってきます。

そして成長につれリズムをとったり
タイミングを合わせたり
バランス感覚も含め動きが多様化していきます。

ですので子供たちはこの時期くらいから
お箸、服の着替え、切る貼る、などのいろいろな動きを習得していくことになります。

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4歳児に必要な運動の進め方

ここで挙げた4歳児の運動能力の成長に合わせた運動を伸ばしてあげたいところです。

先ほども説明した通り
用具を操作する動きを取り入れ
操作しながらバランス感覚や
リズム、タイミングの感覚も伸ばしていきたいところです。

用具を操作する動き

持つ、運ぶ、投げる、回す、捕る、転がす、蹴る、振る、積む、こぐ、掘る、押すなど

多くの動きの例をあげましたが、

物を使ってあそぶ。これが大事です。

 

例えばボールや縄跳び、あとはラケットに当てるなど

あまり複雑ではない程度の運動から始めるのがベストです。

 

将来野球をやらせたいからといって
ボールをバットで当てるという動作は4歳児には難易度が高いです。

ですのでシンプルに大きなボールで
バウンドボールでのキャッチボールとか、

バドミントンなどのラケットに当てるという動作から始めて
徐々に小さなボールにしていくという感じですね。

4歳児が生涯スポーツの入り口

冒頭にあげたトップアスリート達も
そのほとんどがこういったお兄ちゃんの真似だったり
憧れからそのスポーツに繋がっています。

 

中には3歳くらいから英才教育を受けている
アスリートもいますが
そういったアスリートは基本的にそれ以外のスポーツはできませんし
なにより潰しがききませんのでおススメはできません。

 

いろいろなあそびの中から
その子の好きなスポーツ、興味を持ったことをやらせてあげるのが
子供のモチベーションややる気に繋がると思います
ので。

 

僕が指導した子供で3人がJリーグやFリーグ(フットサルリーグ)で活躍していますが

その子たちは初めからそのスポーツが上手かったわけではありません。

他の子供たちと同じようにそのスポーツが好きで
人一倍よくボールを触っていました。

そういった没頭力や、のめり込み度、負けず嫌いといったところでまわりと差をつけることができたのかなと。

 

子供のやりたい事をこの時期に好きなだけやらせてあげてください。

補足ですが、技術云々はほどほどに。

子供のやる気を削ぐことになります。



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