子供には1勝2敗の生き方を



ゆとり教育の恩恵とでも言いましょうか、
最近の子供の悔しがり方が気になりまして。

成長の過程で
手が出る子、噛みつきといった相手に危害を与えてしまう子はいます。

そういった子は
親の躾で徐々に直っていくわけですが

子供のそういった行動を知らずにいた、
もしくは子供の事だからといって
放置されていた子供は
当然ガマンができません。
負けを認めなくなりますね。

もう一つは勝ち負けのない
お花畑のような世界で過ごした為に悔しいという感情が薄い子。

こういった子供が増えているのは社会問題にもなりつつあります。

負ける経験の減少

代表的な勝負としてジャンケンがあります。

だれもが平等な勝負で
これはジャンケンがわかる歳になれば
子供たちもその公平さには誰もが異論を唱えません。

もちろん負けて悔しい子は出てきます。
「もう一回!」
と言って勝つまでやろうとする子もいますが
勝ちがあれば負けもある勝負ということはジャンケンに関して言えば理解できていくはずです。

 

友達同士で何かを勝負するということは昔は意外にありまして。

例えば川に葉っぱや木の枝、笹船などを流して競争する。
ポコペン(背中を突っつく缶蹴り)やキックベースボール、
川で捕ったカニの大きさ比べや
カブトムシ相撲など

けっこう運動能力に関係ない勝負がいろいろあったりして
自分の持っているカブトムシより
友達の方が強かったらその子をリスペクトしたり、他の友達に教えてあげたり。

「しょーがねーなー、あれつえー(強い)もん」

で済むことってあったんですよね。

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負けて強くなるわけ

成長していくと
今度は実力が勝負になってきます。

特に小学生になるとスポーツができるとモテます笑

そんな思いがあるかないかは別として
負けて悔しがる、何とかしてアイツに勝ちたいと思うようになる、この競技では勝てないけど他のものなら勝てる
みたいな承認欲求が芽生えてきます。

この承認欲求は
マズローの欲求5段階説でいくと4番目の欲求になります。

マズローの欲求5段階説

人間が本質的に求めている欲求を5段階の階層で理論化した説

①食べたい、寝たい

②安心や安全の確保

③集団に属したい、仲間が欲しい

④認められたい、褒められたい

⑤あるべき姿になりたい

参照:マズローの欲求5段階説とは?ストーリーを使ってわかりやすく解説

ざっくり言うとこんな感じなんですが
普通に生活できるレベルなら2番目の安心、安全までは満たされているわけです。

3番目の仲間が欲しいのは
引きこもりのネット依存している人だってネットという集団に属しているわけで
その人の好きな世界で仲間を欲しがっているわけですね。

そこで4番目の承認欲求です。

昔はゲームというものがなかった時代ですから
勝負するステージは
体力や頭脳、運になるわけですね。

運はしょーがねーなーで済みますが
体力や頭脳は完全実力勝負です。

負けるのはほとんどが自分の実力がなかったからなんですね。

だから成長する時代だったわけです。

 

で、この悔しいという気持ちはモチベーションに繋がります。

マズローの欲求説の5番目にある、
あるべき姿(理想の自分)というものは
4番目の承認欲求が満たされないと生まれてきません。

「勝ちたい」
「追いつきたい」
でもいいですし、
「あいつよりもっと実力をつけたい、知りたい」
「負けたくない」
でもいいわけです。

現代の勝負のステージ

昔はそのステージが実力勝負だったわけなんですが
今はゲームがそのステージになることだって多々あるわけですね。

知っての通り
ゲームにはリセットがあります。

ルールだってゲーム上の遊び方だけです。

「ゲームが上手くなりたい!」

という承認欲求ほど無意味なことはわかりますよね。

 

もちろん、こういった時代ですので
子供たちのあそびの一つであることは否定しません。

 

ですが、こういったルールも無い、リセットもできるステージが

本来子供たちが学ぶべき

思いやり ※例えば弱い子を保護するルール(アメンボ、ミソ、などと呼んだ)

ルールを守れないやつは相手にされなくなる

という学習するか孤立するかの子供社会を崩壊させていったわけなんですね。

 

昨今のイジメや無秩序な行動を見ると

まとめる力を正義に使うことができなくなっているのではないかなと思うんです。

 

親として子供に負ける経験をさせる

少子化でまわりに子供社会を学べる場が少なくなってきているのも事実です。

そんな中で子供に負ける経験をさせるのは難しくなってきています。

 

スポーツの習い事をさせて
勝負を知ってもらうのもいいでしょう。
ただ、集団だとどうしても皆が同じ方向に向く必要があります。
それは親も同じで

こういった問題も出てくるということですね。

これは僕の指導論での意見ですが
指導者やそのスクールの方針、父兄の雰囲気なども知っておく必要はありますね。

 

ただこういった外部の協力で
子供の悔しさを力に変える方法もひとつ。

あとは昔の子供たちがそうだったように
負ける経験を積み、
そこから学ぶことも大事ですよね。

負けた原因を知り、勝てる方法を考える
更に上の目標をたてる
勝った時の喜び、手ごたえ
勝負には人を成長させる要素がたくさん詰まっているんですね。

 

その役割を親が担う必要もあるのではないでしょうか。もちろん適度に。

家でできるゲーム感覚のコーディネーション運動はこちらで紹介しています。



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