「子供の為」という嘘をついていませんか



今日は知り合いに誘われ6年生のサッカー観戦に行ってきました。

サッカーのスクール活動していましてサッカー関連のブログはこちらの方です。

プレーや指導ついては今回は話しませんが
観戦に誘ってくれたのは
知人が息子さんのプレーを見てほしいからという理由だと思います。

知人は正直サッカーはあまり詳しくないです。
ただ息子さんの身体能力は高い方なので
チームの中では中心選手です。

で、サッカーの指導もしている
僕にプレーを見てもらい
意見がほしかったのではないかと。
そんなところかなと推測しています。

親の応援とは

子育て関連の記事やツイートを見ていると
子どもの応援と子育てってかなり密接に関係していることが多くあります。

最近では#1万時間の法則
と言った言葉も出てきて親が子供に対して必要以上に入れ込むこともあります。


指導関連の活動をしていると
子どもの為に一生懸命な親は多くいます。
ただ、一生懸命が間違った方向に進んでいる親もいるんですね。

よく聞く話では
その日のプレーを振り返り
ひたすらダメ出し、
酷くなると
試合中に指導者以上に声を張り上げ怒鳴り散らし
子供は試合中、指導者ではなく親の方ばかり見てしまう。

実際そういった環境でも
プロ選手になった人はいます。

先ほどのリンク記事もそうですが
卓球、レスリング、スケートといった
個人競技のスポーツでは
なおさら幼少の頃からのスパルタ指導で成功してきた選手がクローズアップされています。

これは日本特有のスポ根指導が美化されて
マスコミ的にもネタとして扱いやすいからなんですね。

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スパルタで成功するのは1%以下

では数多くのアスリートがいる中で
幼少から一種目のスパルタで
トップアスリートとして成功している人はどれくらいいるでしょうか。

面倒なので調べていませんが
1%はいないでしょう。


仮にあなたは成功できなかった99人の選手の親になれますか?
その後の子供の人生を
別の形で責任取れますか?

ということです。

スポーツを通じての「子どもの為」とは

アスリートを目指すとか目指さないとか、
そこまでは目指さなくても
そこそこ上手くなってほしいとか
親が子供にかける期待というのは
それぞれなんですが
それは決して「子供の為」ではないということです。

ある程度結果の出せるチームの中心選手で
我が子がそれなりに活躍して
今日その日の試合に勝てればいい。

こういった考えの親ってけっこういるんですよ。

補足しますが別に知人の事が嫌いで言っているわけではありません。

ただ指導者として考えてみると
「子供の為」とは

「今」ではなく「将来」
なんですね。


いろいろなアスリートがいて
メディアで派手に取り上げられる親もいます。

その中で立派な考えを持ち
しっかりと我が子の将来を見据えた教育をしてきた親も多くいます。

でもそれが「子供の為」だったのかなと考えさせられる親もいるんですね。

 

誰でも叱られたり厳しいことを言われたり
ダメ出しされて嬉しい人はいません。
会社の上司、顧客、人間関係…
大人になって余計にそう感じる方は多いのではないでしょうか。

子どもも同じです。
成長して自我が強くなってくれば
親の意見なんて
「あー、また言ってるわ」
程度にしか感じなくなってきますよ。

それよりも
親としてリスペクトされる人間でいたくありませんか?
子どもの気持ちを理解し、共感する。そして少しのサポート。

厳しい道を歩めばその分成長はします。

でも子供が親の道具になっていないか
たまに考える時間も必要なのかなと思います。



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