主語のない会話 相手を不快にさせてしまう日本語の使い方



こんにちは杉本です。

いろんな人の短所に

「思った事をすぐ口に出してしまう」

という方がいると思います。

 

「それ違うんじゃね?」

「そんなのやっとけよ」

「ムリムリムリ」

 

思わずでなくてもこんな言葉は一日一回は口にしてるんじゃないでしょうかね。

自己中心的な話し方

ツイートにあるように日本語は主語が無くても伝わることが多くあります。

例えば

「〇〇してくれたらよかったのに」

〇〇には
先に行っててくれたら、とか
帰っててくれたらとか、
食べててくれたら
などが入りますね。

これらは自分からすれば
私に気を使わず先に〇〇してくれてたら良かったのに
という相手を気づかう言葉をかけたつもりでも相手からしたら

「あなたが先に〇〇してくれてたなら私は後ろめたい気持ちにならなかったのに」

あなたのせいで
私はこんな気持ちにならなかったのに
と相手を責めるような受け取り方をされることだってあります。

言われた方にしてみたら
待たされたあげく
〇〇していなかったことを責められるという
ダメージを喰らうことになります。

と、「相手」を主語にすると相手は責められた気持ちになってしまうことが多々あります。

 

命令形も同じく。

「〇〇しなさい」は

「あなたが〇〇しなさい」

と威圧的に受け取られますよね。

 

主語がない会話はいくら相手に気づかったつもりでも
時として自己中心的で相手を追い詰める発言になることがあります。

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自分の考えとして伝える

では日本語のどこを治せばいいか考えてみましょう。

Twitterでも言ってますが
主語を「私」にすることです。

 

「私は〇〇してもらえればいいと思っています」
少し変な日本語ですが
意味はわかってもらえるでしょうか

〇〇に先ほどの

先に行っててくれたら
帰っててくれたら
食べててくれたら

を当てはめてみてください。

 

いかがでしょう?

受け取りやすいニュアンスに変わったと思います。

更にもう一言加えてみる

「please」~どうか〇〇してください

この一言も大事ですよね。

 

命令形の話に戻りますが
「〇〇しなさい」を
「どうか〇〇してください」
になったら受け取り方が全く変わってきます。

家族、友人はなれ合いの関係になりがちです。

だからといってついつい口に出てしまった言葉が
相手を思いやる心に欠ける発言だったらどうでしょうかね。

逆にそういった言い方をされたらどうですか?

 

人との会話ですから
口調や語調の言い方で影響は変わってきますが、
「私は」
「お願いがあるんだけど」
と一言入れるか入れないかで
相手に対しての印象は大きく変わることが多くあると思います。

 

親しき中にも礼儀あり

親しき仲にも礼儀ありとは、「どんなに仲が良くても礼儀をわきまえるべき」という意味になります。

例え十年来の友達であっても言って良いことと悪いことがあり、同様に家族が相手でもどんな態度をとっていてもいいというわけではないという教訓を込めた言葉です。

「まだ親しくないんだから礼儀は関係ない」という反論もよくありますが、親しい仲であっても礼儀が必要なのだから、そうでない人には等しく礼儀をもって接するべしという意味も暗に含まれています。

意味解説ノートより引用

誰もが知っていることわざの意味ですが
大事な相手に対して
自分の発言について考えてみるのも
いいかもしれません。

 

これは子育てに関しても同じことだと思っています。



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